結局どれ?配信プラットフォームは何がベストか
今回は配信プラットフォームは何がベストか
ということでお話をさせていただきます。
自社のセミナーイベントを配信する際にどのようなプラットフォームを選べばいいのか、迷っている方に様々なプラットフォームの特徴、またはどういったケースで使われているかなどをお伝えできればと思います。
まず配信プラットフォームの種類として大きく4つ分けさせていただきました。
1つ目がWEB会議システム
2番目がSNS系のプラットフォーム
3番目が動画SNS系のプラットフォーム
4番目が配信専用のプラットフォーム
ということで大別しております。
これらを1つずつご説明させていただきますと、まず1番目 WEB 会議システム。
こちらは zoom、webex、Teamsやgoogle meetなど、主に web会議で使われているようなシステムになります。
当然配信のプラットフォームの機能もありまして、これらを使ってセミナー等配信されるというケースも非常にあります。
まず特徴としてタイムラグが少なくて双方向性に優れるということで、zoom等であれば講義をされている講師の方が、視聴者、参加者に何か発言を求めたりすれば、その場で音声による回答がいただけてコミュニケーションがしやすいということで、そういった用途で非常によく使われているのがこちらの WEB会議システムになります。
ただし録画したデータそのままアーカイブとしてzoomやwebexに置いておくことができないので、そういった用途で使用される場合には少し不向きなシステムになります。
zoomなど、無料のプランである程度のことができますが、当然 配信ということでする場合には、有料のプラン等にアップグレードして使っていただくことになるかなと思います。
続いて2番 SNS系のプラットフォームということで、こちらはfacebook、インスタ、twitter、line などです。
これらは特徴としてはコミュニティに対しての配信向きということで、facebookの何かグループ等をつくってそのグループに限定で公開するといった用途で使われることが非常に多いです。
ただもちろんタイムラインなどで公開する、あるいは広告をかけるなど集客の用途としても使えるプラットフォームになります。
そして3番目は動画のSNS系プラットフォームということで、動画に特化したソーシャルメディアのプラットフォームということで、youtube、vimeo、tik tok、ミクチャなどを挙げさせていただきました。
これらの特徴としてはやはり動画に特化したプラットフォームですので、画質が基本的には良いこと、それから集客用途でしたり、法人向け、セキュリティを重視する場合などさまざまなプラットフォームごとの特徴があります。
例えば youtube ですと、限定の公開ということで限られた方にご視聴いただくこともできますし、一般公開することで、検索で動画が上がってくるということで集客などの用途でも使えます。
youtubeやvimeoはコンテンツをストックしていくと、動画を撮影したものをストックしていくというような用途でも使われることが多いです。
youtubeは主に広告の運用で収益を得ていますので 、youtube の利用自体は無料なんですが、その分ストックしていた動画を再生する場合には広告が入ってきてしまうというような場合もあります。
ただしvimeoの場合は、主に配信で使うような場合は無料から有料プランに切り替えることになると思いますが、画質も品質も良くセキュリティをかけられ直接その動画を販売するということもyoutube とは違ってできるようになりますので、この動画SNS系プラットフォームというものは、それぞれ、大別の中でこの3で一括りにしていますが、それぞれの特徴があるというふうにお考えいただければと思います。
そして4番目 配信専用プラットフォーム。
これはJ-stream、ULIZA、Brightcove、ON24などです。
このあたりはですね、基本的に法人向けのサービスで、もちろん有料のサービスですので、画質、品質も良く使いやすいものになりますので、自社で契約していたり定期的に配信がある場合等は、契約しておけばさまざまな場面で使える万能なプラットフォームということが言えます。
このように大きな括りで4つに分けてそれぞれのプラットフォーム特徴についてご説明させていただきましたが、幅広い用途で使えてオススメなのはzoomということで書かせていただきました。
おすすめというかzoomを使って配信されるというケースが、スタジオの利用者の中でも非常に多いです。
特徴としてやはり双方向性に優れているということで、ライブセミナーのような形ですと、どうしても視聴者参加型というか、コミュニケーションを取りたい内容であることが多いので、そのような場合、非常にzoomが多く使われます。
また一つ重要な要素として、操作に慣れている方が多いということで、視聴する側もあるいは講義をする側も操作がしやすいということで、リモート参加される講演者の方なども、zoomで基本的には講義していただいて、その画を配信にのせるというような風に使うことが多いです。
あとは音声音質の補正が効くということで、ボリュームが小さい大きいといった場合には適正な音量に補正をしてくれますし、ノイズキャンセリング等をきかせることができると。
あとブレイクアウトルームですね。
分科会ですとか、ワーク等でよく使用する機能で、よく使われております。
あとは投票やアンケート、これらも取ることもできます。
そしてzoomの場合は双方向性に優れており、タイムラグが少ないという特徴ですが、こちらスムーズに配信をするために、画質においては少し落としているというか、画質を犠牲にしてスムーズな配信をしているというような側面もありまして、若干画質が悪いという部分もあるんですけども、細かいスライド等を使用するような内容の場合は、実は画質を高める方法というのもありまして、画面共有でスライドを出す場合にそのスライドは非常に鮮明に映るんですね。
ただしその場合はビットレートを少し落として、あまり速い動きで動くと少しカクカクしてしまうような動きになるので、その場合画質を高める代わりにビットレート、滑らかに動くという部分を犠牲にしているということになるんですけども、その機能を使えば画質を高めることができるので、画面共有の第2のカメラという機能を使って、例えば動画の再生を講義中に行うような場合は、第2のカメラ機能でのせれば画質は良くはなります。
そのように幅広い用途で使える、また使用している方が多い、また大体の場合に対処できるということがありますので、万能で使いやすいツールとしてzoomをご紹介させていただいております。
このように web 会議システムや、その他のプラットフォームなど大きく分けて、そしてその中で各プラットフォームの特徴をざっくりとではありますがご説明させていただきました。
結局のところですね、配信や動画活用の方法、集客方法あとはプラットフォームにかかる費用ですとか、そういった部分に応じて最適なプラットフォームをお選びくださいということにはなってしまうんですけども、同時配信も有効ということで、例えばzoom、youtube、facebook に3つ同時に配信するというようなことも可能です。
そうすればそれに応じて幅広いお客様の視聴を受け入れることもできますので、それらも含めて最適な方法をご検討いただければと思います。
ありがとうございました。